起業する人必見!必殺神頼みスポット5選

起業を志している皆さん、神頼みはしてますか?まだの方々は、なぜ神頼みしていないのですか?
起業の成功・不成功は、神の気まぐれ、運に左右される部分もあるのかもしれません。
そこで、神頼み。神に頼めば、何とかしてくれます。それは仕事に詰まったら、頼れる経験者に仕事を頼むとけっこう上手く行くのと、理屈は全く同じです。全く同じです。

そこで今回は、起業する人におすすめの神頼みスポットをいくつか紹介します。
たまには努力をやめて、神に祈りましょう。

起業者向け神頼みスポット1 サグラダファミリア(スペイン・バロセロナ)

神頼みならば、サグラダファミリアにいくべきです。
このサグラダファミリアは「聖家族贖罪教会」ともいわれ、民間カトリック団体「サン・ホセ教会」が贖罪教会(信者の喜捨により建設する教会)として計画されたもの。1882年より建設が開始されていまだ完成されないという未完のビッグプロジェクトです。

完成までに300年かかると言われていたものが、なんと2026年には完成のメドが立っているといいます。
それを支えているのは最新のIT技術や3Dプリンターなどといったイノベーションだそうで、多くのテック系ベンチャービジネスがサグラダファミリアの建設を支えているとのこと。起業家ならば一度は拝みに行き、今の自分に何かできる事はないかと自身を見つめ直すのにもいい神頼みスポットといえます。

起業者向け神頼みスポット2 鹿島神宮(茨城)

城の鹿島神宮は、タケミカズチが祭られている神社であり、日本最古級の神社として著名な神社です。
タケミカヅチは武神であり、神話時代の日本の、いわば起業に相当するような活躍をしたことで有名な神様。力を誇示するだけでなく、国ゆずりの談判も行うという交渉事もなす神であり、また話し合いが決裂すると相撲をとって、相手の腕を握りつぶすほどの荒々しさを持っています。
起業家の皆さんも、談判を重ねてネゴシエーションがうまくいかない時に、相撲を取ったり、相手の腕をへし折るという事もあるかと思います。ここはタケミカズチのご利益にすがるのがいいでしょう。
そうすれば、気に食わない顧客や融資を渋る銀行員の腕をへし折れるといった事もできるかもしれません。

起業者向け神頼みスポット3 東光寺(東京・品川)

東京の品川にあるお寺の、東光寺がお勧めのスポットです。
「寺やないか。神だのみ言うてんのに、寺やないか」と心の中で起業した若者に厳しい50代の大阪の人が騒ぐかもしれませんが、ここには「トイレの神様」として有名な「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」が安置され信仰されているのです。

「トイレ掃除が丁寧な奴ぁな……出世するんやで」という話はビジネスの定説。
そんな説法めいた話を切り出された時に「トイレ掃除といえば、品川にトイレの神様って呼ばれてるお寺さんがあるんですよねー」と話をそらすのにぴったりなお寺といえます。ちなみに祭られている烏枢沙摩明王ですが、「烈火で不浄を清める」という激しめの元インドの神で、伝承に曰く、汚物で出来た城壁を大地に変えて、悪い奴を懲らしめたとのこと。
固定観念という名の城壁で囲まれた日本社会を粉砕するために、こういう信仰にすがるというのがいいと思った。汚物で出来た城壁に、本当今の日本は囲まれている。ぶち破んなきゃだめだ。壁は。

起業者向け神頼みスポット4 日本武道館(東京・九段下)

神頼みといえば聖地。聖地といえば、武道館。日本武道館である。
その名の通り、もともと1964年の東京オリンピックの柔道会場として建設されたもので、実は法隆寺がモデル。休日ともなると、さまざまなライブで常に活気にあふれているこの空間は、まさに聖地の活気を感じられます。
起業をすると、どうしても孤独な作業になりがちで、ハッキリ言って発狂寸前のような日々を過ごす。そんなときは、やりかけの仕事を放り投げ、納期を破り、ケータイの電源をぶっちぎって、真昼間の武道館に行きましょう。楽しい顔をした若者たちが、もうすでに物販の列に並んでいたり、段ボールに手書きで「チケット譲ってください」ボードを掲げてうろうろしたり、世の中楽しいことだらけなんだな、という事に気づかされます。

3日も寝ずにノマドワークしてたらだめです。人間を見ましょう。それも、大量の、これから楽しい事を求めてたむろしている、ちゃんとファッションをキメた若者を見ましょう。そうでないと、こうして一人でノートパソコンに向かってると、絶対おかしくなる。昼の武道館に行きましょう。夜はダメだ。他人の楽しい帰り道を見たら、奇声を上げて走り出し、虎になってしまうからだ。

編集長OBK
お前大丈夫かよ

起業者向け神頼みスポット5 自宅

起業家なのに、どうしても家から出たくない、お母さん以外に会いたくない……そんな人は、自宅を神頼みスポットに大改造しましょう。
届け出は一切必要ありません。日本には信仰の自由が認められているため、役所の査察が入ることはないからです。あとは精神的な問題と物理的な問題を解決するだけ。精神的な問題は医者にかかることによって克服すればよいので割愛しますが、残りは物理。ここは100円ショップを活用しましょう。
まず御神体ですが、100円ショップのバラエティーコーナーで手に入る、優勝カップなどはいかがでしょうか?
それを、部屋の高いところに飾り付けます。100円ショップでは簡易な棚も販売しており、もし壁に穴をあけるのが気になる方は、マグネットタイプや、突っ張り棒などを活用してもいいでしょう。
また、造花なども買っておくと、その周辺に配置すれば御神体感は出ると思います。ただしあまり買いすぎたり、過剰に飾ってしまうと、もさもさしてしまい、御神体なのかもさもさしたものなのか、分からなくなってしまう事があるので気をつけましょう。僕も次から気をつけます。
どうしても御神体感が出ない場合は、自分の好きな物の絵――ガンダムだったり、プリキュアの絵を背後に張ると、親しみが出ると思います。

さて、こうして自宅に神頼みスポットが出現したら、あとは自分の好きな時間、好きなタイミングで、好きな祈り方をして神頼みすることができます。また、神頼みしたくない時は、しないという選択肢も当然可能です。我々はサラリーマンではない、起業家なのだ。やりたくない仕事は受けない。これは鉄則。それは神頼みにも言える事が出来ます。
祈りたい時に祈り、祈りたくない時は仕事をすればいいのです。せっかく私たちは、安定の代わりに自由を手に入れたのですから。

いかがだったでしょうか? 起業すると、どうしても精神的に参ってしまったり、おかしくなってしまう事があります。
うっかり多額のセミナー料を払って自己啓発道場にいってしまいがちです。
そうなる前に、先に自分からカルトにできるだけライトにハマっておいて神頼みをしておけば、ダメージは最小で済みます。
起業家にとって神頼みは、精神ダメージと金銭ダメージを最小にする効果があるのです。どうか皆さんにも、心の安らぎを見いだせる素敵な神頼みスポットがみつかるといいですね。

山本健介

脚本家、演出家。埼玉県春日部市出身。早稲田大学第二文学部卒。2007年演劇ユニット「The end of companyジエン社」を旗揚げ。以降ジエン社の全作品の脚本と演出を務める。2015年『30光年先のガールズエンド』にて第60回岸田國士戯曲賞最終候補にノミネート。
舞台作品以外にも、映画『スマグラー』『SHORT PEACE』、テレビドラマ『東野圭吾ミステリーズ』などの脚本を手がける。
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